「リフォーム済」はむしろ要注意
中古住宅の中には、売りに出す前に業者がお化粧してしまっている「リフォーム済み」物件があります。
外壁や室内がきれいになっていて、イメージはいいのですが、建物の本当の状態が分かりにくくなっているという意味で、むしろ要注意です。
中古住宅の上手な購入方法は、あるがままの姿を見せてもらい、リフォームは購入後に自分でやることです。
このほうが建物の構造的な問題点を踏まえながら、手抜きのないしっかりしたリフォームができます。
調査診断の簡単な流れは次のようになります。
建物の性能を点検するうえで特に大切なのは、床下です。
床下がどういう施工になっているか、湿気の多い地盤で土台や柱に腐朽が起こっていないか、シロアリの被害、アリ道はないかなどを確認します。
次に、天井の梁、小屋裏の束・梁・棟・母屋などに問題ないか、さらに屋根材の種類と劣化の状態、雨漏りの有無などを確認します。
目視(五感)による診断結果は報告書にまとめます。
依頼者がそれを参考に購入すれば、その後、改めて専門機材による精密診断を行い、さらに却年長持ちさせるためのリフォーム提案をします。
費用は、目視(五感)による調査・診断が5万円程度から、購入後の専門機材による噴密調査・診断は15万円程度からです(遠隔地になる場合、交通費等は別途発生します)。
中古住宅のチェックはまず地盤から
中古住宅は、立地の割に安い価格で探せるのが魅力です。
しかし、建物についてはやはり、事前にきちんとチェックしておく必要があります。
建物チェックの一部として、まず地盤が重要です。
特に、ここ叩年ほどの建売住宅は、軟弱地盤に建てられている場合が少なくありません。
宅地に適した土地が少なくなり、崖地や田畑を転用した土地などが多いからです。
業者が地盤改良をし、適切な基礎工事など対策を講じていればそう問題はありませんが、素人判断をせず、専門家の意見を求めたほうが安全です。
建物の性能は、外から見るだけでもある程度わかります。
注意すべきなのは、外壁のモルタル壁や室内のクロス壁、塗り壁の亀裂です。
亀裂があった場合、何が原因で起こっているのかがポイントです。
地盤の沈下によるものなら補修に多額のコストがかかる可能性があります。
一方、モルタルの乾燥によるヘアクラック(髪の毛ほどの幅の小さなひび割れ)なら、簡単な補修で済みます。
こうした点は、やはり専門家に見てもらうのが確実です。
中高住宅を購入する場合も、精密診断を
中古住宅を購入してリフォームをするのは、マイホームの選択肢のひとつです。
その際も、専門家の目視による診断や専門機器による精密診断を行うことをお勧めします。